植物の根も呼吸をしており、酸素を吸って二酸化炭素を出しています。 土の粒の間に隙間がなく、新しい空気が入ってこないと、 土のなかに二酸化炭素が残って根が窒息し、根腐れの原因となってしまいます。 適度な通気性を保つことが、良い土をつくる上で最も大切な要件といえます。

通気性の改善には、腐葉土を混合したり通気性の良いパーライト等を使用すると良いでしょう。

また、鉢の種類によっても通気性がかなり違うので、利用に合わせて通気性の良い材質の鉢を選ぶようにします。 通気性が良くなるということは、鉢土が乾きやすくなるということです。 通気性を良くするため鉢土の量をいくぶん少なくしたり、花壇苗などの場合は深鉢を避けるようにします。 植え替えのときは、直径で約3cm程度を目安に一回り大きめの鉢を選びましょう。 大きすぎる鉢は、根張りが悪く鉢土が乾き難くなってしまいます。